ガラスの代用品として使われている素材|アクリル板の特徴とは

白色をした化学物質

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白色顔料とその歴史

酸化チタンは、白色をした化学物質であり、その色合いと毒性の弱さから、現在では白色顔料の原料として用いられています。白色顔料にはもともと、水銀をはじめとする重金属が使用されてきた歴史がありますが、これらは非常に毒性が強く、公害病などの社会問題となりました。わが国では熊本県水俣市で発生した有機水銀の海水への流出により、汚染された水産資源を食べた住民が水銀中毒となった水俣病が大きな社会問題となりました。このように公害問題にまで発展するような原料を使い続けることはできないため、水銀やカドミウムをはじめとする重金属は法律によって厳しく使用を制限されました。しかし、これらの重金属ははるか昔から土着的に顔料として用いられてきた歴史があり、そのような顔料が使用できなくなることで、多くの不便が生じるようになり、人々は新たな白色顔料の原料を模索し始めました。そのような中で使用され始めたのが酸化チタンを原料とした白色顔料です。酸化チタンは、非常に安定した化合物で、酸化や腐食がしにくく、かつ、非常に強い着色力を持ちます。このことから、酸化チタンは世界の様々な場所で白色顔料として用いられるようになりました。酸化チタンが持つ強い着色力は注目を浴び、現在では画材として用いられるだけではありません。陶芸用の釉薬、印刷用のインク、食料品の着色料など、様々な分野で用いられることがあります。酸化チタンの白色顔料には、多くの歴史が詰まっているのです。

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